お笑い芸人がクローン病になるまで 其の拾弐(最終話)

(入院40日目) 前回までのあらすじ、クローン病と診断され、治療。最初のステロイドが運良く効いてくれて、順調に数値が下がり、流動食も開始。退院が現実のものへ…    

ついに退院!!

炎症値はそのまま抑えられており、投与しているステロイドは60→50→40と順調に減らせてきていた。  

40mgになると錠剤でいけるので、入院する必要はないですよと言われ、退院してここからは外来で対応できるとのこと。    

あーっっ!長かったーー!    

結局、治療始まってから二週間で退院できて、治療決まるまでが三週間かかったので病院選びのこっちにしとけば、というのはあったけれども、まさかこんなことになるとは想像していなかったので、まあしょうがあるまい。ということで、 

弥生三月十四日、ちょうど四十日目でめでたく退院!!    

想像していたのは看護師殿たちが満面の笑みで    
「おめでとう!!」  
「おめでとうございます!!」  
「もう戻ってこないで下さいね!!」  
 

などと声をかけてくださり、花束の一つでも渡してくれそうなものかと思っていた!    

現実は通常営業、特に労いの言葉などなく、「お大事にー」って一人だけに声かけられ、スッと慣れ親しんだ病室を後に、、、、    

ナースステーションも多忙を極めておりますからそれはしょうがない。

入院する人がいれば、退院する人がいて、退院する人より注意深く見なきゃいけない人が中におりますゆえ、まあそんなもんだろうなあと思いながら身支度をして病院を出る。    

病院出た直後

どこがラストサムライじゃい!!

帰宅できぬ!!

そこから地下の駕籠に乗って帰ったが、ひと月ぶりの外。
外の空気吸うだけで疲れるのと駅の階段が降りられぬ。。    
病室で筋トレ始めてはいたものの、筋力低下が著しく、降りるのに手すり使ってゆーっくり降りねばならなかった。    

とりあえず日常生活送れるだけの体力や筋力を戻さなければならぬなあと思いながら帰宅。    

そして日常へ・・・

帰るとささやかながら退院の祝いを家族がしてくれた。  

入院中は家内には本当に助けられ、家内の母上にも大変世話になった。    

若君も小さいながら朝早く起きていつもより早く保育園行き、帰りも遅いのを耐えてくれた。    

かたじけのうございました。  

現在は二週に一度通院して、血液の検査して問診受けて、痛みが再発しなければ、半年か一年に一度検査入院何日かしてという日々になりそうな感じでござる。    

休んでいた分、なかなか仕事自体は巡っては来ませぬでしょうが、今までレギュラーや準レギュラーで出ていた番組からは席空けて待っているとありがたいお言葉頂戴して、また頑張りたいなあと思っております。    

ネットには怖い情報が多々書かれており、半信半疑のところもあるけれど、
間違いなく自分は「難病」になった。ことは事実。

医療費、手当、どこまで活動できるか、再燃して手術になるのか、将来的には人工肛門になるのか、プロテインは飲んでいいのか、など不安はたくさんあるけれど、まずは近所散歩するところから始めて、普通の日常生活を送れるように過ごしていきたい。

ご一読いただきかたじけのうございました。

…今日はこれにて鎖国。    

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